- 2024年12月12日
- 2025年7月11日
持続血糖測定(CGM)とは
血糖値は1日の中で時間とともに変化し、食事や運動、ストレスなど様々な要因により変動しています。従来、血糖値は採血をしなければわかりませんでしたが、2016年に採血をしなくても血糖値が測定できる持続血糖測定器(CGM;Continuous Glucose Monitoring)が登場しました。二の腕や腹部の皮下に細いセンサーを刺しておくだけで、スマートフォンなどにBluetoothで連続的に血糖値データが送られ、リアルタイムに血糖値を知ることができます。
このセンサーは、正確には血糖値ではなく、皮下の組織液のブドウ糖濃度を測定していますので、血糖値とは多少のずれがあり、糖尿病の診断には使用できませんが、1型糖尿病の患者さんやインスリン治療中の2型糖尿病の患者さん、妊娠中の患者さんなどでは、日々の血糖を適切にコントロールするために不可欠なツールとなってきています。当院ではインスリン治療をしていない患者さんも、選定療養として日々の自己血糖管理に実施して頂けます(センサー費用7,480円)。また、内服治療中の患者さんでは、血糖値の変動や隠れ低血糖を把握するうえで重要な検査となり、当院では健康保険適用となります。
血糖管理の目標は、1日を通じて高血糖・低血糖なく血糖変動が是正され、その結果HbA1c値が改善することが理想です。
◯ FreeStyle(フリースタイル)リブレ2


◯ DEXCOM(デクスコム) G7

