- 2025年3月1日
健康診断で糖代謝がB判定(軽度異常)・・・1年後の健診受診でいいのでしょうか?
2024年度の人間ドック学会の糖代謝の判定基準では、
1)空腹時血糖値100〜109mg/dlかつHbA1c5.9%以下、
2)空腹時血糖値99mg/dl以下かつHbA1c5.6〜5.9%
のいずれかとなればB判定とされています。
上記の値を示す方の中には、境界型糖尿病(いわゆる糖尿病予備軍)の方が少なからず見受けられます。境界型糖尿病では、多くの方が食後のみ異常高値となります。食後の急激な血糖上昇(グルコーススパイクといいます)は、血管がダメージを受けて動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす可能性があります。
健診や人間ドックでは、健康な人を対象として基準値が設定されており、受診者個々のリスクを考慮して判定されている訳ではないことに注意する必要があります。
血糖値以外に、高血圧・脂質異常症・肥満・タバコなど動脈硬化を進める要因(危険因子といいます)を持っている方は、わずかな異常でも危険因子が重複すると動脈硬化が進行しやすくなるため、早期の治療が重要となりますので、医療機関を受診してリスク評価に基づき治療を検討することが重要です。
